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こそあど?展とは

「あたらしい世界の楽しみ方」

 

 設計演習を経て手にしたあたらしい世界は、そのどれも瑞々しく、驚きに溢れたものでありました。しかし表現するには難く、自分たちを煮詰めるように作品を形にしてきました。毎週の課題に臆さず最後まで制作できた背後には、いかに難しく思われたあたらしい世界であっても、表現すること、発見を伝えることが少なからず楽しさがありました。そしてその楽しさは制作が終わった今でも、日常に在る、ふとしたあたらしい世界の物質(オブジェクトあるいは事象)を発見し、眺める度にこみ上げるのです。

 この体験を伝えることで展覧会に来た人と驚きを分かち合い、持ち帰ってもらい、その後の世界を見る眼差しに、ふと疑問や気付きを添えることができるよう「あたらしい世界の楽しみ方」をコンセプトに、展覧会をお届けします。

こそあど?展

 

 こそあど?展とは…

 

             これもそれもあれもどれも建築?

 

という設計演習を通して広がった、もしくは発見した私たちの建築の新たなとらえ方を端的に表したものです。建築である、と言い切るにはまだ曖昧な部分を残していながら、されどこれから私たち1年生が学んでいく先に必ず要求されるものであり、私たちもまた自身によって明らかにしていくであろう世界のとらえ方。まずは疑問から。課題として切り取ったものが発見にかわるまで。あたらしい世界の楽しみ方が思いもかけなかったところに潜んでいたことを、この展覧会を通して皆さんにも追体験していただければ幸いです。

 

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